こんにちは!パパンツだ
息子が生まれました!(唐突)
でまぁ、僭越ながら出産立会とかもかましてきたんですけど、これがまたてぇーへんでなぁ!
「何言ってんだ大変なのは嫁だろ」とかっていう至極まっとうなご意見は当然の大前提として黙殺しますけど、それを差し引いても「ゆうて陣痛きたらポンポンポンやろーー」みたいな甘い、いやデビル甘な考えを見事に粉砕してくれちゃったりなんかしたわけ!
そんな感じで、予想よりも完全に大変過ぎたってことだったんですけど、これって世の中の男性諸君も俺と似たようなデビル甘予想してんじゃねーの?って思ってな!
別段的確なアドバイスとかができるって話じゃないんですが、実際に立ち会った感想として俺のケースはこんなんでしたよーーー!っていうのもそれなりに役に立つのかもしれないと思い、お記事にしたためた次第でございます!(かしこ)
ということで、「実録!パンツ家の出産!」はじまるよー
1stDay 前駆陣痛
朝7時前、いつものように仕事に行く準備のため目を覚ますと、嫁が「ちょっとお腹痛いかも…」とのこと
病院に行くか迷ったものの、陣痛と診断されなければ帰宅させられるため、慎重に判断することに。陣痛(っぽい)の間隔がやや長く、痛みも強くはないため、まだ陣痛が来たわけじゃないのかなってことで何かあったら会社に連絡するように頼んで出社
割とソワソワしながら仕事してたんだけど、お昼過ぎぐらいに嫁から「おさまってもうたーー」のLINEが来て一旦終了
まぁ前駆陣痛はあくまで本陣痛の予備運動みたいなもんなので、まぁ明日以降かなー、ぐらいの軽い気持ちでその日を終えた…終えたのである!(迫真)
2ndDay 本陣痛?
祝日だったので普段ならゆっくり寝てる日なんだけど、早朝から嫁が真顔!
「昨日よりそれっぽくなってきた」と、アプリでの陣痛間隔チェック結果を教えられる
大体10分間隔ぐらい、若干のバラつきがあるものの一定の間隔になってきたうえトイレ後の嫁の「破水したかも」、これは遂に来たか!
陣痛タクシー(陣痛来た時に呼ぶ用のタクシー。要事前登録)を呼んで、いざ病院へ
道中、運転手に「大変ですね!何か月ですか?」という謎の質問を受け一旦時が止まる
「いや陣痛やゆうてるやんけ!」という言葉は大人なので飲み込みつつ、病院に到着
そわそわしつつ、嫁は診察室へ。ただ待つ俺
が、結果的にこの日は診察時点で陣痛が安定せず、まだ「待ち」であることが判明(しかも破水でもなかった)
本陣痛が来るまで、というか子宮口がある程度開いてこないと出産に向けた準備も出来ないので、いったん帰宅することに
空振りだったことによる気落ちより、普通に病院と家を往復することによる嫁の体力負担が心配になる
帰宅直後から嫁が「さっきより明らかに痛いしペースも上がってる」と言い、これはまた夜行かなあかんなー、とか話しつつも結局この日を終える
3rdDay 陣痛本格化
起床時点で嫁の様子が明らかに違う。今までより断然眉間にしわが寄ってるゥ!
前日の空振りが気がかりではあるものの、この顔は「1回病院行ったら帰ってはいけない顔」だったので、完全に入院準備を抱えて再び陣痛タクシー召喚
病院に着いて、診察待ちの間に会社に連絡を入れ、休み確定の万全の体勢で結果を待つ
診察後、即入院が決定し、「いよいよやな…」という覚悟を決めたんだけど、ここからが滅茶苦茶長かったんだよな!全然いよいよじゃないやん!金返せ!
午前9時前に分娩室(LDR)にインした我々ですが、まだまだ子宮口が開いていない(この時点で4cm程度)ので、まだまだ待ちの状態
ピンク地に水玉という嫁が今後一生着ないであろうタイプの院内着に着替えて、物珍しさでちょっとワイワイする
そんな遊びも飽きてきた昼過ぎ、定期的に助産師さんが診察に来るんだけど、ここでまさかの「あー…陣痛がちょっと弱まってるんで、いったん陣痛開始時間リセットしますね」とのこと
いやマジか!そんなんあんの?陣痛ってフルコンボキメ続けないとハイスコア狙えないタイプのヤツなの!?
前日の夜ぐらいから痛かったという陣痛開始からは既に約10時間、前駆陣痛から数えると約50時間、その間嫁はろくに眠れてないのにノーカンなのか…
まぁ長けりゃ偉いってもんでもないけど、嫁にしてみたらめっちゃ苦しんだ約二日が無かったことにされたみたいな気分になるやろね!しょうがないけど不憫やった
その後の診察で子宮口約5cm、通常はだいたい1時間に1cmずつ開いていって10cmがゴール、みたいな感じなので、まぁ遅くても今日中には産まれるなーーみたいな軽めの気分で会話しつつさらに待機
ところが夕方になっても全く産まれる気配が無く、子宮口も5cmから一向に進まず
この時点で夜8時、既に入院から半日が経とうかという時間。ほぼまる3日寝ていない嫁の体力も限界に近い
なかなか先の見えない中、着替えと風呂のためにいったん帰宅すると、嫁から「このまま10時まで待っても進展なかったら痛み止め打って寝ることになった」との連絡あり
ただひたすら横で待ってただけの俺も相当に疲労がたまっていたので、家事だけ適当にやって仮眠することに。起きたらまた待機祭りやな!
4thDay-1 そして出産へ
そう思っていた時期が僕にもありました
2時間ほど仮眠をした深夜12時過ぎ、嫁からのコール!
「いまめっちゃ痛なってきた!」という趣旨であろうけど全く何言ってるかわからない電話を受け、色んな意味でヤバさを感じたため起き抜けで即病院へ
ダッシュで到着すると、どうやら寝るために痛み止め打った直後から滅茶苦茶陣痛がペースアップした(なんで?)らしく、子宮口も8cmあたりまで来ているとのこと
いやムッスコめっちゃ天邪鬼じゃない?と思いつつ、ようやく終りが見えてきたことに少し安堵した
…んだけど、全然そんなこと無くてね!
まぁ結論から言いますと、こっから7時間ほどかかりました!マジかよ
というのも、やはり何日もマトモに眠れていない嫁の体力がマッハで減少していて、(おそらくはそれも一つの要因として)子宮が収縮しづらくなっていたみたい
そらそうよね、子宮収縮も筋肉なんだから、体力無いと動かんよね
4thDay-2 ついに出産
そして5時間ほど経過した午前6時、ここに来て陣痛が微弱陣痛(超ざっくりいうと「ふりだしにもどる」みたいなやつです)になったことを宣告され、ついに嫁の精神が限界を迎える
「もう無理!おなか切って!こんなん今からいきむとか無理!!」
という帝王切開要望が出ますが、お父さん、安心してください。出産あるあるです
いやまぁ男の俺には想像もできない痛みや辛さなので気持ちは大いにわかるんですけど、この要望を受けて「じゃあ切ろうか!」となる医者はおりません
自然分娩ですら産後大変なのに、このタイミングで帝王切開なんかしたら感染症の危険に加え産後ハイパー地獄が訪れることが火を見るより明らかな訳です
うちの場合も例にもれず、話は聞いてあげつつも俺・助産師・医師の「帝王切開はしません」をやんわりと伝えつつ、でも流石に微弱陣痛なので促進剤だけ投与して、そこから約2時間
陣痛がかなり進んだっぽい雰囲気になったため、医師の「いったん診察しますねーー」に従い外で待機していると
「ご主人さん、もうそろそろ来るんで入ってください」とエンディング通告
が!またもや停滞!嫁の切ってくれ攻撃!かわし続ける病院サイドとの攻防!(胸熱)
助産師の最終奥義「子宮口柔らかくする薬打ちますね」がヒット!さらに医師の羊膜破壊技(人工破水)!急激に進行する出産!!
そっからはね!まぁ佳境ではあるんだけど、俺からしたらようやく終わりが見えた感しか無かったので、滅茶苦茶頑張って苦しそうにいきむ嫁の姿も希望にあふれて見れました
あと、立会い前は「流血スプラッターキッツいなぁ…」とかなり及び腰だったんですが、びっくりするぐらいぜーーんぜん平気でした!どう考えてもここに至るまでの時間の方がキッツいわ!俺はね
でも、マジで旦那が倒れたりするとそっちの手当てに人員割かれてマジ大変なことになるらしいので、立会いするか否かはしっかり考えましょうね!無理な人は本当に無理だと思うから、嫁サイドもそのへんは分かってやってくれよな!
そんなこんなでね、超絶長かった出産もようやく終わりを迎え、3515gの元気な男の子が出てきましたとさ!めでてぇ!よう頑張った嫁!
出産立会いを経験して
「出産は大変」ということは分かっていたつもりで、かなりハードルも上げて臨んだんですけど、軽々飛び越えてくるぐらいにはめっちゃ大変でした!いやもうとにかく長いわ!(疲労)
まぁゆうて一番大変なのはお母さんで、父である我々は痛みや苦しみ、陣痛来る来ないのジレンマ的辛さも分かり得ないことなので、とにかくサポート役に徹してですね!母のメンタルをケアしてあげるようにしましょうね~
痛いし辛いしねみーし気持ち悪いしで絶対に弱気マンが出てくると思うのでな!どうせ普段から嫁にメンタルケアされてんだから助けたりな!ってことだよ(出産直前に寝落ちしたのは内緒な)
ちなみにムッスコは生後二日目でちょっとした数値異常があっていきなりGCU(治療室的なとこ)に入院してましたが、無事に母と一緒に退院してきていまめっちゃキモイ寝息たててます!なにその変な音!怖い!
兎にも角にも、出産立会いして分かったのは
- 出産は思ってる以上に体力使う(自分も)
- グロさは思ってたより平気だったりする
- ケツがデカくても安産ではない
ってことでした!特に三つ目!それは安産であれよ!
てなわけでな!俺も無事「子育てブロガー」の権利を得ましたので!ミルク代稼ぐために頑張りますよっと!
ちなみに物資もまだまだ不足してますよっと!(直球)
ほなまた!
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