こんにちは、パンツです
書こう書こうと思ってようやく2ジャンル目、ジャンル別ランキングって予想外にムズイですね! 困っちゃうな!
てことで前回、歴史漫画をやったので、つづいては・・・不良・ヤンキー漫画です
ヤンキー漫画の魅力
基本的に登場人物はティーンネイジャー、酒やタバコや喧嘩といった所謂「反社会的な行動」をしまくる不良たちがメインです
最近の子たちの感覚からすると「そういうのダセー」とかってなりそうでビクつくんだけど、まぁおじさんの若い頃とかってのは悪い奴=カックイイみたいなとこが全然あったの
まぁ単純に悪なだけなら勿論憧れを持つことも無いだろうけど、ヤンキー漫画の登場人物たちは滅茶苦茶喧嘩が強いだけでなく実はとんでもなく優しい人間だったり、どこか可愛げがあったりという現実の頭のネジ飛んだヤンキーと違ってとても魅力的なキャラクターを持ってるんですよね
そしてティーンネイジャーならではの(描いてるのがオッサンだとしても)青臭くも熱い青春のドラマ・・・素敵やん? 30過ぎてから読んでも普通にグッとくるぜ
面白い不良・ヤンキー漫画ランキング
てことで、今回はそんな不良・ヤンキー漫画から、俺の好きな漫画ランキングベスト14だ!
ランキングのレギュレーション
少年誌・青年誌とかの縛りは入れない、少女マンガ・・・にはヤンキー漫画って基本あんまり存在しないかな? 彼氏がヤンキー、みたいなのは多そうだけど
未完・完結済も考慮しないで書いてますのでご了承ください
あと、このジャンルに関しては大御所っていうのも正直思いつかないので、まぁつまるところ何でもありだな! よし、いくぜ
第14位 疾風伝説 特攻の拓 / 佐木飛朗斗・所十三
疾風は「しっぷう」ではなく「かぜ」、特攻は「とっこう」ではなく「ぶっこみ」という、なんだか良くわからないけどとにかくヤンキー感が溢れ出すぎている、ある意味キングオブヤンキー漫画
暴走族系の漫画で、画数の多い漢字がヤマほど出てくるのが「ヤンキー漫画らしい」と感じるのはこの作品の影響なのかも
あと「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまった」に代表される、常人では考え付かないセンスが爆発した名言や、マガジン伝統の「!?」も超多用する、見方によってはギャグ漫画ヤンキー漫画の原点のような作品
天羽”セロニアス”翔がいろんな意味で好き
第13位 エリートヤンキー三郎 / 阿部秀司
ヤンキー漫画というかヤンキーを使い倒したギャグ漫画
親は極道、二人の兄はキチガイレベルの最強ヤンキーという暴力一家に育った気弱な三郎だが、おしっこを漏らすと兄をしのぐ凶暴な男に変身する
・・・設定を俯瞰するとドラゴンボールみたいでもあるな!(錯乱)
とにかくハチャメチャなギャグ漫画で、頭を使うところは一切無く気楽に読める
正直後半になるとダレてくるけど!でも続編描いてるんだよな!なんでや(困惑)
福士が好きかな!オウヨッ!
第12位 湘南純愛組 / 藤沢とおる
ヤンキー漫画と言えば少年マガジン、少年マガジンと言えばヤンキー漫画です
AKIRA反町隆史主演でドラマ化されたGTOの影響もあって有名になった鬼塚英吉ですが、もともとはこの湘南純愛組の主人公で、鬼塚の高校時代の脱・童貞を目指すストーリーが描かれています
基本はGTOでも見られるようなギャグ・チャラさ・童貞臭さが基本だけど、時折びっくりするぐらいシリアスな展開もあって、キャラクターの魅力はかなりのもの
GTO読む前でも読んだ後でも、これ単独でも楽しめる良作
鬼爆コンビなのに影の薄い龍二君かわいそう…かわいそうじゃない?
第11位 ビーバップハイスクール / きうちかずひろ
映画が有名かなーと思いますが、当然漫画のほうも元祖ヤンキー漫画的な立ち位置の名作です
まぁさすがに今読むとギャグセンスがやたら古かったり、ストーリー展開が滅茶苦茶だったり、作中で可愛いとされている女の子がどこからどう見てもクソブスだったりしますが、そこは時代の流れを感じられて一興だということにしましょう!
後年の俺TUEEE系主人公たちと違い、加藤ヒロシ・中間トオルのふたりの主人公は「ケンカは強いけど、5~6人相手にしたり不意打ち食らうと普通に負ける」という、なんか妙にリアルな強さです(ただ、どんだけ負けても勝つまで戦う姿勢はある)
昭和ヤンキーのリアリティある馬鹿馬鹿しさたっぷりの名作、逆に平成も終わるいま読んでみるのもいいんじゃないですかね!
強いて言えばノブオが好きかな
第10位 ホーリーランド / 森恒二
ヤンキー漫画というか「ヤンキー狩り」漫画
ひ弱ないじめられっ子だった神代ユウが、孤独に、かつ愚直に格闘技の鍛錬を積み、ストリートで強敵たちとの戦いを繰り返すことで実力をつけ路上のカリスマになっていく
自殺島よろしく、作者の「俺はこんな技があるの知ってるんやで」みたいな脚注・ナレーションが随時入ってくるスタイル(作者のスキル不足で上手く会話に乗せられなかったらしいけど)なので、鼻につく感じはやはりあるけど、夜の街でのサクセスストーリーは単純明快で面白い
クライマックスの解釈は・・・まぁ、その、ね
ホーリーランドだとショウゴが好きかな
第9位 エンジェル伝説 / 八木教広
滅茶苦茶怖い悪魔のような顔面と、ピュアで心優しい天使のような心を持った北野誠一郎くんが主人公の個性派ヤンキー漫画(北野くん本当はヤンキーじゃないけど)
開始直後は画力にかなり残念さがあるものの、中盤以降は持ち味の繊細で美しいタッチが活きてきて、他のヤンキー漫画には無いファンタジックな雰囲気を感じられる(そして案の定ファンタジー漫画のクレイモアを描く)
北野君の性格と容姿のミスマッチから大体のストーリーが展開されていき、そのすれ違いぶりは見事。例えるなら・・・アンジャッシュのコント的な? 違うかな、まぁそんな感じ!
基本すれ違いギャグパートが多めだけど、黒田や竹久といったサブキャラたち絡みの話は意外に熱い
竹久がいろんな意味でとてもいいキャラで好き
第8位 フジケン / 小沢としお
ブス描きの天才、小沢としおのギャグヤンキー漫画
富士山健作、通称フジケンとその仲間たちの学校生活を描いたストーリーで、基本的には滅茶苦茶バカな高校生の勢いに任せた下品なギャグ漫画なんだけど、ときたま喧嘩メインのシリアスストーリーも入ってきて、それが予想外に良バランスで飽きない
絵はずっと下手なんだけど、進撃の巨人的な「誰が誰かわからない」「このシーンがどこなのか分からない」みたいな混乱を招くようなものではなく、描き分けはハッキリしているので読みやすいしすぐ慣れるよ!
まぁでもこの人の真骨頂はやっぱりブス描きだから(マジで)
みんな好きだけど、俺はもんじかなぁーー
第7位 クローズ / 高橋ヒロシ
近代ヤンキー漫画の礎とでも言うべき不朽の名作
ヤンキーだらけの地区のこれまたヤンキーだらけの通称「カラスの学校」こと鈴蘭高校での主人公・坊屋春道(ぼうやはるみち)のケンカ奮闘記が基本ストーリー
春道が滅茶苦茶強い、いわゆる「俺TUEEEE漫画」ではあるんですが、リンダマンという一匹狼で最強のライバルの存在や、久能龍信(くのうりゅうしん)や坂東、パルコのように「敵として出会ってから絆を深めて仲間になる」というドラゴンボール的展開が読んでいて爽快なのな!みんななかよし(殴り合い)
クローズ自体も滅茶苦茶面白いヤンキー漫画ですが、スピンオフ作品も多く、WORSTという続編もある「広がりの大きい漫画」なので、他の作品を読むときにも登場人物がクロスオーバーしてより一層楽しめますぞ!
俺の推しは坂東ヒデトです
第6位 ナンバMG5(ナンバデッドエンド) / 小沢としお
『フジケン』の小沢としお先生のヤンキー漫画
親も兄弟もペットの犬さえもヤンキーというヤンキー一家で育った主人公・難破剛(なんばつよし)が、マジメな普通の人間として生きるため”逆”高校デビューをする移植のヤンキー漫画で、学校での「普通の高校生」と家での「ヤンキー」の二重生活に翻弄されまくるストーリー
相変わらずブスのクオリティが凄まじいのと、軽やかなバカ感が気持ちよくて一気に読めてしまうし、後半には意外にも家族愛をテーマにした感動ポイントまである美味しい漫画
ナンバMG5と続編のナンバデッドエンドをあわせて30巻ぐらいでややボリュームありますが、最後まで飽きずに読めるよ!おすすめです
深雪ちゃんのバカヒロインぶりが小沢漫画らしくて好き
第5位 東京卍リベンジャーズ / 和久井健
千冬がめっちゃ良いやつ
第4位 今日から俺は!! / 西森博之
西森博之は天才だと思う
高校デビューでヤンキーになることにした三橋と伊藤のコンビが織り成す、ギャグと友情とバカが盛り込まれすぎてお腹いっぱいになる名作
自己中心的で卑怯者の三橋と、真面目で筋の通った伊藤のコンビという主人公ふたりの魅力値が2000点ぐらいあります(満点不明)
基本的におちゃらけた話が多いんだけど、その分シリアスな展開になったときの熱さときたら・・・(涙)
西森作品はだいたいこの感じなんだけど、実際全部面白いし、何故か女の子が可愛い。マジでなんでなんだろう。不思議。でもかわいい(理子ちゃんすこ)
ちなみに総合ランキングではもっと上位だったんだけど、「ヤンキー漫画」って括りにするとちょっとヤンキー要素が薄めなのでこのへんで
これは流石に三橋と伊藤、中野も好きだけどね
第3位 QP(キューピー) / 高橋ヒロシ
「クローズ」や「WORST」が有名な高橋先生ですが、俺の中での名作はこのQPだな!
暴力大魔王・石田小鳥が少年院から出所するところから物語は始まり、過去の回想と現在の小鳥を取り巻く状況がクロスオーバーしていく
ロックンロールとヤンキーをこよなく愛する作者によるヤンキーファッションのお手本的に見れるとこもある
あと圧倒的最強の小鳥を中心に据えているので、読み手の無敵感がありすぎて、これを読んだ後すぐ夜の街とかに出るのは危険だよ!
そして何より全8巻で完結するコンパクトさね!すばらC
我妻 涼一択だなぁ
第2位 BADBOYS / 田中宏
広島を舞台とした暴走族抗争ストーリー
元超大金持ちの坊ちゃん、破天荒で情に厚い桐木司が(完全後付の設定も含めて)活躍しまくってしまくって活躍しすぎる展開
連載初期こそ様子見の標準語だが、すぐに広島弁だらけになっていきます(何言ってるか分かんないとかにならないあたりは流石)
ギャグパートもそこそこあれど、やはり熱いのは喧嘩・抗争パート
広島の弱小グループだった極楽蝶が、下克上的な戦いでTOP3まで上り詰める(これは割とすぐだけど)のもいいんだけど、俺の個人的なベストストーリーは東京編と、言うまでも無く廣島連合編です
特に廣島連合編は、もはや軍記物かな?っていうぐらいの壮大さ。必読やで
あと恋愛系の話もちょいっちょいカマしてくんだけど、それも切ない話が多く予想外に良い
そしてこの人もブスを描く天才なのである!特に「ちょいブス」みたいなのが異常に上手い
ワシャぁナイツのヒロ様じゃい!
第1位 ろくでなしBLUES / 森田まさのり
説明するだけ野暮になる気もすんだけど、こればっかりは、ね? ヤンキー漫画の金字塔、恐らく永遠の頂点だと思う
主人公・前田太尊の他校や転校生との喧嘩がメインストーリーだが、ボクシング要素や番外編「ろくでなしぶる~ちゅ」に代表されるようなギャグパートも存在し、独特の台詞回しや変なポーズなどクオリティも高い
またTHE BLUE HEARTSのように作者・森田まさのりが敬愛して、というか敬愛しすぎてほぼそのまんまの容姿と名前で登場するキャラクター達も、よくある有名人の友情出演的な枠ではなく、しっかりとしたキャラ立ちをさせストーリーにも綿密に絡んでくるのはすごE
説明不要の激アツストーリーであるところの四天王編は、その後のヤンキー漫画にこすられにこすられまくった名ストーリーで、拳で語り合いすぎてもう意味わかんないレベルで熱い。改心後の鬼塚のかっこよさは異常(前も言った)
ヤンキー漫画としてはたぶん、ろくでなしBLUESが完成系だと思う
圧倒的に鬼塚がカッコいい、異論なんか…無いでしょ(迫真)
面白いヤンキー漫画ランキングおまとめさん
ヤンキー漫画のこと書いてると、キーボード叩く手にも若干力が入るよなぁ!?(単純)
基本的には喧嘩・友情・下品で構成されることが多いジャンルなので、まったくこのへんを通って来なかった大人が読むとなるとどうなのかな?って気はしなくもないけど、とにかく青春時代の不器用な熱さは嫌になるぐらい詰まってる作品ばかりなので、ちょっと元気が無い時とか、年とったな・・・みたいに感じた時に読むのもいいんじゃないかな!
逆に若い世代だと、むしろダッセェって感じるかも知れんけど! そういう奴はもう知らん! あっち行って! この熱さが理解できん奴はお呼びでないよ!?(憤怒)
まぁそんなヤンキー漫画、初めての若者も久しぶりのオッサンも読んでみては・・・いかがでしょうか?
…いや、初めて使ったわこんな言い回し!気になったら読めば?(適当)
以上、ほなまた!
コメント
実は毎日チェックしてるやで!
山下ユタカが入ってると思ったのに(憤怒)
ポケティさん>あらやだうれCこと言ってくれるじゃないですか(照)
山下ユタカ、ピンとこなかったけどガガガガの人か! ノイローゼダンシング知らなんだ…読んでみます(見つけれたら)